前眼部OCT「CASIA2 Advance(TOMEY社)」を 導入しました
当院ではこのたび、非接触・非侵襲で前眼部を3次元的に撮影・解析できる最新型※の検査機器「CASIA2 Advance(カシア2 アドバンス)」を導入いたしました。
※2025年8月現在
※2025年8月現在
CASIA2 Advanceとは?
CASIA2 Advanceは、角膜から水晶体後面までの前眼部全体を、高精度かつ非接触で3D撮影できる前眼部専用OCT(光干渉断層計)です。通常のOCTが眼の奥(網膜など)を検査するのに対し、CASIA2は眼球の前方(角膜〜水晶体)の構造を詳細に観察することが可能です。撮影された解析画像データを用い、患者さまへ視覚的に、多角的に状態をお伝えすることができるため、ご提供できる医療の質の向上にもつながることと考えております。
特徴
非接触・非侵襲で感染リスクが低く、目に触れないため痛みや不快感がなく安心して検査を受けることができます。
従来困難だった混濁症例の撮影も可能となり、さらに角膜・隅角・水晶体後面などを高解像度で3D解析を行うため、診断の精度向上が期待できます。
角膜疾患、白内障、緑内障など幅広い診断に用いることができ、様々な眼疾患の早期発見、疾患の状態や治療後の経過観察・評価に有効的です。
従来困難だった混濁症例の撮影も可能となり、さらに角膜・隅角・水晶体後面などを高解像度で3D解析を行うため、診断の精度向上が期待できます。
角膜疾患、白内障、緑内障など幅広い診断に用いることができ、様々な眼疾患の早期発見、疾患の状態や治療後の経過観察・評価に有効的です。
白内障の術前・術後評価
- 眼内レンズの固定位置や乱視軸の解析
- 乱視矯正眼内レンズ(トーリック)の評価にも対応
- 白内障術前検査アプリケーションでは、術前において眼内ンレンズ挿入後の見え方シミュレーションなどが可能です。
緑内障の早期発見・経過観察
- 隅角(房水の排出路)の状態を立体的に評価することが可能です。
- 閉塞隅角などのリスクの早期発見に効果的
角膜疾患の診断・モニタリング
- 円錐角膜の進行度をトレンド解析で評価
- 角膜形状をカラーコードマップと数値で可視化
- 混濁がある角膜でも影響を受けにくく前房の透視化が可能。
今後も当院では、最先端の医療機器を活用し、より正確で安全な医療を提供してまいります。